オイル シール | オイルシールの交換を動画で解説!Vol2 久々のサンバー整備日記 67 개의 정답

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オイルシール – Wikipedia

オイルシールとは、回転軸における潤滑剤の漏れや異物の混入を防ぐ密封装置の一種。一言で言えば、オイル(油)をシールする(封じる)機械要素である。

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Source: ja.wikipedia.org

Date Published: 10/27/2021

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オイルシールの交換を動画で解説!Vol2 久々のサンバー整備日記
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주제에 대한 기사 평가 オイル シール

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  • Date Published: 2018. 3. 12.
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オイルシールの基礎知識 【通販モノタロウ】

オイルシールの役割とは

シールというと、物に貼ったりするシールを連想しますが、本来シールとは英語で「封じる」というような意味があります。そもそもシール(密閉装置)にはいくつかの種類があり、大きく分けるとパッキンとガスケットの2種類があります。今回解説するオイルシールとは、パッキンの中の接触シールに分類される製品です。

オイルシールは、オイルが漏れ出るのを封じるという役目を果たす製品です。

では、どこからオイルが漏れ出るのを防ぐのでしょうか。

さまざまな機械製品にはその機械内部が駆動した際に「摩擦」が生じる部分があります。通常は、この摩擦部分が動きやすくなるように潤滑油などのオイルを差し入れます。しかしただ差し入れただけですと、どうしても機械の隙間からオイルが漏れ出てしまいます。そこでその摩擦部分をオイルシールで保護することで、潤滑用に入れたオイルが外に漏れ出てくることを防いでいるのです。

また、オイルシールの役割はそれだけではありません。潤滑油が漏れ出る事を防ぐだけではなく、外部からほこりや粉塵、さらには土砂などが進入するのを防ぐ役割も担っているのです。

オイルシールの構造

オイルシールは主に回転用の密閉に使用しますが、これを回転軸用のシールとも言います。オイルシールの構造は、回転軸の表面に押し付ける役割がある「バネ」、機械の内部からのオイル漏れおよび機械外部からのほこりなどの進入を防ぐ壁の働きをする「リップ」、そして機械本体にオイルシールを固定する「補強環」によって構成されています。なお、リップは機械の外側のリップを「副リップ」、機械の内側のリップを「主リップ」(回転軸に押し付けられる部分)と言います。このように2つのリップからなるオイルシールを「ダブルリップ」と言います。主リップには内部のオイルが漏れ出ないよう封じるために、内側と外側で角度が違うため、取りつけ方向を間違えないよう注意する必要があります。

オイルシールの材料について

オイルシールに用いられる材質は「合成ゴム」です。ただ合成ゴムといってもさまざまな種類がありますが、なかでも「ニトリルゴム(NBR)」が有名です。ニトリルゴムはオイルシールの他にも、パッキンやガスケット、印刷ロールなどにも使用される素材で、耐油性、耐摩耗性、耐老化性に優れており、総合的に非常に優れているシール素材です。ニトリルゴムは、一般用、耐ガソリン用、耐寒用、食品用といった用途に応じて適切なオイルシールがあります。

これに対し、耐熱性や耐寒性などの温度変化に強いオイルシールが必要な場合は、「シリコーンゴム(VMQ)」素材のオイルシールがおすすめです。シリコーンゴムは主にシーリング剤として使用されています。その特徴を活かして、高速回転箇所などに多く使用されます。但し、水蒸気やガソリンなどには使用できないため注意が必要です。

また、同じような素材に「フッ素ゴム(FKM)」がありますが、これについては耐熱性、耐薬品性、耐油性があり使用範囲は広くなりますが、耐寒性がシリコーンゴムよりも劣ります。

さらに、現在の合成ゴムが使用できない条件下において使用できるものに「テフロン」があります。テフロンとは、4フッ化エチレン樹脂のことで、優れた耐熱性、耐寒性、耐薬品性があります。適用温度も非常に幅広く下はマイナス80度程度から上は260度程度まで適用することができます。ただし、ゴムではないためシール性としては多少劣る部分があるため使用する際には注意が必要です。

このようにオイルシールにはさまざまな素材が使用されているため、購入する際には必要とする用途に応じた素材のオイルシールを選ぶ事がとても重要だと言えるでしょう。

オイルシールのシリーズ別特長

モノタロウ NOK型式 武蔵型式 軸作動 主な用途 特長 T型 MTC TC UE 回転 油用・ダスト シール対象物が一方にあり、他方に軽微なダストがある – TB UD 回転 油用・ダスト シール対象物が一方にあり、他方に軽微なダストがある TC型 – TCN – 回転 油用・高圧 圧力による変形が小さい高圧用オイルシール V型 – VC KE 回転 グリース・ダスト グリース・ダストのシールに TCV型 – TCV – 回転 油用・中圧 リップの受圧面積を小さくし、剛性ある小径・中圧用 MG型 – MG AE 回転 油・水用・端部挿入 オイルシールを切断しなければ取付できない場合に S型 – SC AD 回転 油用・ダストなし シール対象物が一方にあり、ダストがない場合のシールに – SB AC 回転 油用・ダストなし シール対象物が一方にあり、ダストがない場合のシールに VR型 – VR – 回転 グリース・ダスト リップ側を端面に摺動させて使用 J型 – KA3J – 回転 攪拌機・食品機械・ブロワ SUSを使用し、紛体や粘着性ある流体に適している

オイルシールの種類別の商品一覧

環境配慮商品別

型式別

厚さ(mm)別

接点部別

材質別

内径(Φmm)別

外径(Φmm)別

ブランド別

MISUMI-VONA【ミスミ】

標準オイルシール TC4型

NOK

オイルシールとは一言でいえば、オイル(油)をシールする(封じる)機械要素。【特長】・往復運動と圧力によって、リップの変形が大きくならないように設計された外周がゴムタイプのオイルシール。・機械製品に使用される潤滑油をはじめ、水、薬液、ガスなどが機械のすきまから漏れるのを防止。外部からほこりや土砂が侵入するのを防止 。正常な取り付け状態にあるオイルシールは大気側からわずかな空気を吸い込むことによって油が外に漏れるのを防止。・押し行程と引き行程での油膜厚さの差が油漏れとなるので、この油膜厚さが最適となるように、オイルシールの接触圧力分布(最大接触圧力勾配)が決定。・金属環にシールリップを構成する合成ゴムを焼付け接着し、組み込んだ”ばね”により軸を適度にホールドすることで、運動している部分のシールを可能。・独自開発した「密封理論」に基づく安定した品質の製品を世界に提供。【用途】・軸が往復運動する場合の油のシール。・自動車のエンジンや船舶、鉄道車輛、建設機械、農業機械、石油化学プラント、家電製品など、さまざまな分野における機械の密封装置として欠かすことのできない製品。

オイルシールとは。規格・向きや交換、プーラー|チューリッヒ

オイルシールとは。規格や種類。取り付ける向きや交換、プーラーについて

オイルシールは、機械部品のオイルを正常に機能させるために用いられるパーツです。 本記事では、自動車に使われるオイルシールの構造や種類などの知識を踏まえたうえで、メンテナンスに必要な工具や、オイルシールに漏れが生じた際の交換・外し方などについてご説明します。

オイルシールとは

まずオイルシールがどのような部品なのかについて、その役割や基本構造についてご説明します。

オイルシールの意味と役割

オイルシールは、文字通りオイル(油)をシール(封じる)する部品のことをいいます。 主に機械部品の回転軸とケースの間を密閉し、オイル漏れを防止する役割をもつパッキンの一種です。 また同時に、オイルシールがあることで外部から機械内部への異物の混入も防ぐことができます。 自動車においても、エンジンまわりのクランク軸やメタル軸受といった「回転する軸とケースのすきま」「往復する軸とケースのすきま」からのオイル漏れを防ぐために、このオイルシールが使われています。

オイルシールの基本構造

では、オイルシールは「軸とケース」のすきまをどのように密閉しているのでしょうか。

その基本構造を見てみましょう。 オイルシールは、主に以下のような部品で構成されています。 軸に密着して機械のオイル漏れを封じ、異物の混入をガードする「リップ」

リップを軸に締め付ける役割を果たす「バネ」

ハウジング(その機械のケース)にオイルシールを固定する剛性を与える「金属環」

オイルシールをハウジングに固定する「はめあい部」

上の図の通り、オイルシールは金属環にゴム製のリップを一体成形し、組み込まれたバネの力で軸を締め付けることにより、オイル漏れの防止と異物混入を防いでいます。

オイルシールの種類と規格

オイルシールプーラーとは

次に、オイルシールプーラーと呼ばれる工具について、ご説明します。

オイルシールプーラーとは、どのような工具なのか

オイルシールプーラーとは、ハウジングに固定されているオイルシールを抜き取るための工具です。 工具の先端についた爪をオイルシールの裏側に差し込み、押し引きすればテコの原理でハウジングに埋め込まれたシールを抜き取ることができます。 対象となるハウジングを傷つけないようにローラーの支点が移動するもの、作業部位に合わせて角度が何段階にも調節できるものなどさまざまなタイプが発売されています。 用途によって、最適なオイルシールプーラーを選ぶことができます。

オイルシールプーラーは、どこで手に入るのか

近隣のカー用品店やホームセンターなどでオイルシールプーラーが見当たらないという方は、ネットショップで検索してみましょう。 楽天市場やAmazonの他、モノタロウなどDIY工具や資材を扱う通販サイトで、オイルシールプーラーを購入することができます。

オイルシールの交換

次にオイルシールに不具合が生じた際の交換や、メンテナンスのポイントについてご説明します。

オイルシール交換の目安

オイルシールの交換時期の目安は、走行距離10万km、使用期間10年程度です。

経年劣化などにより以下のような不具合が生じた場合は、新品への交換が必要です。 オイルのにじみが見られた場合

リップ部分に傷や変形がある場合

オイルシールに異物が付着し取り除けない場合 できれば、オイルシールににじみやもれが見られる前に、予備整備を行うことが望ましいです。ブレーキ点検やベルト交換の際に、オイルシールの交換も行っておきましょう。

オイルシールの周辺にオイル漏れがあるときは

オイルシールに異常がない場合でも、異物が付着したままで運転している間にシャフト(軸)が摩耗し、オイルが漏れることがあります。 このような場合は、まずオイルシールと取付け部の洗浄を行います。 摩耗したシャフトを交換しない場合は、オイルシールが摺動する位置をずらす「シム調整」によって機能を回復できる場合があります。

オイルシールの外し方

オイルシールの抜き取りは以下のような手順で行います。

作業時には、シャフトをテーピングなどで保護するなど各部品を傷つけないよう配慮が必要です。 ① テフロンシートを、シール内径のリップ部とシャフトの間に差し込みます。 ② テフロンシートとシール内径の間にオイルシールプーラーを押し込み、シールの裏面に爪をかけます。 ③ オイルシールプーラーの当て金とハンドルの押し引きにより、テコの原理でシールを抜き取ります。 詳しくは、オイルシールプーラーの取扱い説明書やメーカーのウェブサイトなどを参照してください。

オイルシールの向きなど交換時の注意点

オイルシールをハウジングに圧入する際には、主に以下のような点に注意が必要です。

軸・ハウジングの汚れ

オイルシールや軸の部分、ハウジング穴に異物がないかを確認します。

ゴミや汚れがある場合は、きれいなウエスで拭き取ります。

圧縮空気による洗浄も効果的です。

オイルシールの向き(取付け方向)

オイルシールには、取付けの「向き」があります。

リップをオイル側(シール背面が外気側)にして挿し込みます。

圧入は均一に

オイルシール圧入の際には、オイルシールを変形・損傷しないよう注意が必要です。 ハウジング穴に対して水平にシールを置いてから、均一に力を加えて組み込みます。

勢いをつけて押し込んだり、傾けて入れたりしないようにしましょう。

まとめ

オイルシールの取付方法(装着)【パッキンの桜シール】

オイルシールの取り付け方についてのまとめです。オイルシール本体と取付部に係る準備、ハウジング穴への組み込みに係るオイルシールの向きや圧入方法、軸への挿入、オイルシール交換の注意点などを、図解を交えて掲載いたします。オイルシールの使用に係る予備知識として、参考にして下さい。

>>>オイルシール 製品情報

>>>オイルシール 技術資料

>>>お問い合わせ/販売

取り付けに当たっての事前準備と注意事項

1)オイルシール

�@ 異物噛み込みの予防

オイルシールに塵や砂といった異物が付着していないことを確認して下さい。異物が付着していた場合、そのまま使用すると漏れの原因となりますので、オイルシールを傷付けないように清潔で柔らかな布などを用いて丁寧に除去して下さい。また、その際にガソリンや溶剤で洗浄を行うと、ゴム材質が膨潤するなどの悪影響を生じる場合があります。ご注意下さい。

�A 潤滑性の確保

リップ先端部には、初期潤滑の為に適切で清浄な潤滑油を塗布して下さい。初期潤滑が不足した状態で使用すると、リップが短時間で著しく摩耗して漏れの原因となります。また、ダストリップの付いているJIS B 2402のタイプ4(TC型/NOK、MHSA型/KOYO、M型/桜シール)やタイプ5(TB型/NOK、HMSA型/KOYO、X型/桜シール)といったオイルシールでは、シールリップとダストリップの間に適切で清浄なグリスを充填(下図を参照のこと)して下さい。

�B グリスの種類

一般に推奨されるグリスの概要は、以下のとおりです。

・ 稠度番号(JIS K 2220/NLGI)が小さく、軟らかいもの。

・ 温度による稠度変化が小さいもの。

・ 使用温度範囲が広いもの。

・ リチウム系のもの。但し、リップ部の材質に係る材料系統がエチレンプロピレンゴム(EPDM)の場合には、シリコン系のものを推奨いたします。また、シリコンゴム(VMQ)の場合にシリコン系のもの、或いはフッ素ゴム(FKM)の場合にウレア系のものを用いることは絶対に避けて下さい。ゴム材質が変質したり硬化したりする原因となります。

�C 暖機

オイルシールを低温下で組み込む際は、装着性の確保と圧入時の欠損防止の為、事前に暖めてリップ部の柔軟性を回復するようにして下さい。

2)取付部(軸、及びハウジング)

�@ 異物噛み込みの予防

軸の表面やハウジング穴の内面に、塵や砂、防錆油といった異物が付着していないことを確認して下さい。異物が付着していた場合、そのまま使用すると漏れの原因となりますので、丁寧に除去して下さい。尚、洗浄の際に灯油やガソリンなどを用いた場合、それらの成分が残留したままでオイルシールを装着すると、ゴム材質が膨潤するなどの悪影響を生じることがありますので、綺麗に拭き取る必要があります。

�A 欠損予防

ハウジング穴の内面や面取り部、或いは軸端や軸表面にカエリやキズが無いことを確認して下さい。カエリやキズが有った場合には、オイルシールにとって最も重要な機能部であるリップ先端を傷付けないように、研磨紙(エメリーペーパー)などを用いて丁寧に除去して下さい。

�B シール面の状態

リップ先端部が接触する軸表面にキズや錆などが無いことを確認して下さい。それらは、漏れの直接原因となります。

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ハウジング穴への組み込み

ハウジング穴へのオイルシール組み込みは、以下の要領で行って下さい。

1)オイルシールの向き(取り付け方向)

シールリップがシール対象物側に寄るように(バックフェイスが大気側になるように)、図示の向きで組み込みます。

2)圧入の注意点

オイルシールは、ハウジング穴に対して水平に設置した上で、均一に加圧して組み込んで下さい。オイルシールが傾斜した状態で無理な力を掛けて圧入すると、下図のようにはめあい部が損傷して漏れの原因となります。また、オイルシールが軸に対して直角に装着されていることは、適正なシール性の確保にも重要です。ハウジング穴の底部までしっかりと押し込むようにして下さい。尚、JIS B 2402のタイプ1(SC型/NOK、MHS型/KOYO、M2型/桜シール)やタイプ4(TC型/NOK、MHSA型/KOYO、M型/桜シール)といった外周部がゴム材質で覆われている構造を持つオイルシールでは、スプリングバック(オイルシールの浮き上がり現象)が発生する恐れがあります。スプリングバックを回避して正しい位置に装着する為、一定の荷重と速さで2、3度繰り返して加圧して下さい。

3)プレス圧入の治具

オイルシールをハウジング穴にプレス圧入する際は、以下に掲げるような治具を使用して下さい。

�@ オイルシールを大気側から圧入する場合

押し込む力がバックフェイスのはめあい部に近い箇所に働くように、下図のような治具を用います。この際、オイルシールの外径に対して当たり面が小さ過ぎる治具を用いると、オイルシールが内径側に窪んで変形してしまう恐れがあるので注意して下さい。

A) 底付き穴用の治具(例)

B) 貫通穴用の治具(例)

�A オイルシールをシール対象物側から圧入する場合

押し込む力がノーズ(密封液側面)に働くよう、下図Aのような治具を用いるのが一般的です。但し、JIS B 2402のタイプ1(SC型/NOK、MHS型/KOYO、M2型/桜シール)やタイプ4(TC型/NOK、MHSA型/KOYO、M型/桜シール)といった外周部がゴム材質で覆われている構造を持つオイルシールでは、ノーズのゴム材質を保護する目的で下図Bのような治具を用いることがあります。その際は、オイルシールの変形に注意して下さい。

A) 一般的な治具(例)

(ノーズのゴム材質損傷に注意のこと)

B) ノーズ保護形状の治具(例)

(オイルシールの変形に注意のこと)

4)プレス以外での圧入

オイルシールの圧入にプレスが使用できない場合、下図のように当て板を介してバックフェイスの全周をハンマーで均等に叩き、傾斜しないように装着します。尚、その際にハンマーを直接オイルシールに当てることは避けて下さい。部分的に力が加わることで、変形の原因となります。

5)圧入力の目安

圧入に必要な力の目安は、以下の通りです。圧入する際の参考値として下さい。

�@ 外周ゴムタイプ

金属環の外周がゴムで覆われているJIS B 2402のタイプ1(SC型/NOK、MHS型/KOYO、M2型/桜シール)やタイプ4(TC型/NOK、MHSA型/KOYO、M型/桜シール)などのオイルシールについて、圧入力の例を以下に示します。

■測定条件

潤滑無し

ハウジング表面粗さ 1.6μmRa

ゴム材料: ニトリルゴム(NBR)

�A 外周金属タイプ

金属環の外周が剥き出しになっているJIS B 2402のタイプ2(SB型/NOK、HMS型/KOYO、X2型/桜シール)やタイプ5(TB型/NOK、HMSA型/KOYO、X型/桜シール)などのオイルシールについて、圧入力の例を以下に示します。

■測定条件

潤滑無し

ハウジング表面粗さ 1.6μmRa

6)液状ガスケットの塗布

外周金属タイプのオイルシールを内圧が掛かる箇所で使用したり、オイルシールを交換した際にハウジング穴の内面が傷付けられていたりする場合には、液状ガスケットを塗布して漏れを防止する必要があります。ハウジング穴の内面に液状ガスケットを薄く塗り、はみ出しが無いように余剰分は丁寧に拭き取って下さい。その際、液状ガスケットがリップ部や軸表面に付着すると、漏れを原因となります。また、乾性や強い接着性を持つ液状ガスケットを使用した場合、強度が高過ぎて取り外しが困難になります。ハウジング損傷の原因になり得ますので、半乾性の液状ガスケットの使用を推奨いたします。

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軸と挿入

軸とオイルシールの挿入については、以下の内容を参考にして下さい。

1)潤滑剤の塗布

事前に軸の表面、及び面取り部に対し、潤滑油、或いはリチウムグリスを薄く塗布して下さい。挿入を滑らかにするだけでなく、挿入の途中でリップ部が捲れるのを防ぎます。

2)挿入

オイルシールの中心と軸の中心を合わせ、丁寧に挿入して下さい。

3)重いハウジングの取り付け

オイルシールが取り付けられた重いハウジングを軸に組み付ける際は、オイルシールの一部に軸が強く当たってリップ部などを損傷する恐れがありますので、ハウジングと軸を組み付けた後にオイルシールを取り付けるようにして下さい。尚、オイルシールを後から組み込むことが不可能な場合は、ハウジングの重さによりオイルシールの中心と軸の中心を合わせるのが難しいので、下図のようなガイド治具を用いて取り付けを行うことを推奨いたします。その際、ガイド治具の固定には、ハウジング取付用のボルト穴を利用して下さい。

4)長く重い軸の挿入

長く重い軸を、オイルシールが装着された状態で機械に組み込まれたハウジングに挿入する際は、オイルシールの一部に軸が強く当たってリップ部などを損傷する恐れがありますので、ハウジングと軸を組み付けた後にオイルシールを取り付けるようにして下さい。尚、オイルシールを後から組み込むことが不可能な場合は、軸を真っ直ぐに挿入することが出来るよう、下図のようなガイド治具を用いて取り付けを行って下さい。その際、ガイド治具の素材には、軸の表面を傷付け難い樹脂材を用いることを推奨いたします。

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取り付けた後の注意点

1)塗装に関して

取付部の周りを塗装する場合には、リップ部や軸のリップ接触部に塗料が付着しないようにして下さい。漏れの原因となります。

2)洗浄に関して

オイルシールを取り付けた後の洗浄は、リップ部のゴム材質に悪影響を及ぼす危険があるので、可能な限り行わないで下さい。止むを得ず洗浄を行わなければならない場合は、短時間で洗浄の上、即座に洗浄液を拭き取って下さい。

3)交換に関して

�@ 再利用

オイルシールの取付部を分解した際は、取り外したオイルシールを再利用せずに、必ず新しいものと交換して下さい。

�A 取り外し

オイルシールを取り外す際は、ハウジング穴の内面にキズを付けないように注意して下さい。止むを得ずキズを付けてしまった場合、新しいオイルシールを取り付ける時に液状ガスケットを使用するなどして、対策を講じて下さい。

�B リップ先端と軸の接触部

古いオイルシールを新しいものと交換する際は、リップ先端と軸の接触部が古いものと新しいもので重ならないように、ハウジング穴に2mm程度のシムを噛ませるなど、接触部がずれるような工夫を施して下さい。

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NOK株式会社

自動車のエンジンやギヤードモータなどに使用され、主に回転軸端部からの油漏れや、外部からのほこりの侵入を防止します。

オイルシールとは、オイル(油)をシール(封じる)するという意味です。機械製品に使用される潤滑油をはじめ、水、薬液、ガスなどが機械の“すきま”から漏れるのを防ぐと同時に、外部からほこりや土砂が侵入するのを防ぐ働きをしています。

自動車や航空機、船舶、鉄道車輛、建設機械、農業機械、石油化学プラント、家電製品など、さまざまな分野における機械の密封装置として欠かすことのできない製品なのです。

日本のオイルシールの歴史はNOKのオイルシールの歴史です。独自開発した「密封理論」に基づく安定した品質の製品を世界に送り出しています。

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オイルシールとは。規格・向きや交換、プーラー|チューリッヒ

オイルシールとは。規格や種類。取り付ける向きや交換、プーラーについて

オイルシールは、機械部品のオイルを正常に機能させるために用いられるパーツです。 本記事では、自動車に使われるオイルシールの構造や種類などの知識を踏まえたうえで、メンテナンスに必要な工具や、オイルシールに漏れが生じた際の交換・外し方などについてご説明します。

オイルシールとは

まずオイルシールがどのような部品なのかについて、その役割や基本構造についてご説明します。

オイルシールの意味と役割

オイルシールは、文字通りオイル(油)をシール(封じる)する部品のことをいいます。 主に機械部品の回転軸とケースの間を密閉し、オイル漏れを防止する役割をもつパッキンの一種です。 また同時に、オイルシールがあることで外部から機械内部への異物の混入も防ぐことができます。 自動車においても、エンジンまわりのクランク軸やメタル軸受といった「回転する軸とケースのすきま」「往復する軸とケースのすきま」からのオイル漏れを防ぐために、このオイルシールが使われています。

オイルシールの基本構造

では、オイルシールは「軸とケース」のすきまをどのように密閉しているのでしょうか。

その基本構造を見てみましょう。 オイルシールは、主に以下のような部品で構成されています。 軸に密着して機械のオイル漏れを封じ、異物の混入をガードする「リップ」

リップを軸に締め付ける役割を果たす「バネ」

ハウジング(その機械のケース)にオイルシールを固定する剛性を与える「金属環」

オイルシールをハウジングに固定する「はめあい部」

上の図の通り、オイルシールは金属環にゴム製のリップを一体成形し、組み込まれたバネの力で軸を締め付けることにより、オイル漏れの防止と異物混入を防いでいます。

オイルシールの種類と規格

オイルシールプーラーとは

次に、オイルシールプーラーと呼ばれる工具について、ご説明します。

オイルシールプーラーとは、どのような工具なのか

オイルシールプーラーとは、ハウジングに固定されているオイルシールを抜き取るための工具です。 工具の先端についた爪をオイルシールの裏側に差し込み、押し引きすればテコの原理でハウジングに埋め込まれたシールを抜き取ることができます。 対象となるハウジングを傷つけないようにローラーの支点が移動するもの、作業部位に合わせて角度が何段階にも調節できるものなどさまざまなタイプが発売されています。 用途によって、最適なオイルシールプーラーを選ぶことができます。

オイルシールプーラーは、どこで手に入るのか

近隣のカー用品店やホームセンターなどでオイルシールプーラーが見当たらないという方は、ネットショップで検索してみましょう。 楽天市場やAmazonの他、モノタロウなどDIY工具や資材を扱う通販サイトで、オイルシールプーラーを購入することができます。

オイルシールの交換

次にオイルシールに不具合が生じた際の交換や、メンテナンスのポイントについてご説明します。

オイルシール交換の目安

オイルシールの交換時期の目安は、走行距離10万km、使用期間10年程度です。

経年劣化などにより以下のような不具合が生じた場合は、新品への交換が必要です。 オイルのにじみが見られた場合

リップ部分に傷や変形がある場合

オイルシールに異物が付着し取り除けない場合 できれば、オイルシールににじみやもれが見られる前に、予備整備を行うことが望ましいです。ブレーキ点検やベルト交換の際に、オイルシールの交換も行っておきましょう。

オイルシールの周辺にオイル漏れがあるときは

オイルシールに異常がない場合でも、異物が付着したままで運転している間にシャフト(軸)が摩耗し、オイルが漏れることがあります。 このような場合は、まずオイルシールと取付け部の洗浄を行います。 摩耗したシャフトを交換しない場合は、オイルシールが摺動する位置をずらす「シム調整」によって機能を回復できる場合があります。

オイルシールの外し方

オイルシールの抜き取りは以下のような手順で行います。

作業時には、シャフトをテーピングなどで保護するなど各部品を傷つけないよう配慮が必要です。 ① テフロンシートを、シール内径のリップ部とシャフトの間に差し込みます。 ② テフロンシートとシール内径の間にオイルシールプーラーを押し込み、シールの裏面に爪をかけます。 ③ オイルシールプーラーの当て金とハンドルの押し引きにより、テコの原理でシールを抜き取ります。 詳しくは、オイルシールプーラーの取扱い説明書やメーカーのウェブサイトなどを参照してください。

オイルシールの向きなど交換時の注意点

オイルシールをハウジングに圧入する際には、主に以下のような点に注意が必要です。

軸・ハウジングの汚れ

オイルシールや軸の部分、ハウジング穴に異物がないかを確認します。

ゴミや汚れがある場合は、きれいなウエスで拭き取ります。

圧縮空気による洗浄も効果的です。

オイルシールの向き(取付け方向)

オイルシールには、取付けの「向き」があります。

リップをオイル側(シール背面が外気側)にして挿し込みます。

圧入は均一に

オイルシール圧入の際には、オイルシールを変形・損傷しないよう注意が必要です。 ハウジング穴に対して水平にシールを置いてから、均一に力を加えて組み込みます。

勢いをつけて押し込んだり、傾けて入れたりしないようにしましょう。

まとめ

オイルシールとはどのようなパッキンか

オイルシールとは

オイルシールとは回転用シールとして代表的なシールです。

リップと呼ばれる軸との接触箇所で油膜を形成し、機器内部から密封流体の漏れを防ぐと同時に、

外部からのほこりの侵入を防ぐ構造を有します。

国内ではオイルシールの名前は有名ですが、海外ではRotary shaft lip-type seals incorporating elastomeric sealing element と呼ばれて言います。

規格では、立派な規格があります。

ISO6194-1~4迄を国内規格にしたJIS B 2402-1~4があります。

これらの規格を参照すれば大半はオイルシールの世界が理解できることになります。

オイルシールのJIS規格

JIS規格の構成を見ますと、

第1部 寸法及び公差

第2部 用語

第3部 保管、取扱い及び取付け

第4部 性能試験方法

第5部 外観欠陥

となっています。

オイルシールの寸法及び公差

では、最初の第1部を見ていきますと

1の適用範囲では、軸径6~480㎜及びハウジング内径16~530㎜の範囲に適合した、ばね入り回転軸用オイルシールの寸法及びに公差を規定する。

オイルシールはゲージ圧0~0.03MPaの低圧条件で使用し、構造によって6タイプに分類する。となっています。

まず、注目すべき事項は圧力に制限を設けている点です。

図1 オイル オイル シール の構造区分例

図1にその代表的な6タイプの断面図を示します。(図はJIS規格からです)

構造的にはゴムのシール部分と、ばねと金属の枠があるというものです。

シールの密封機構はゴムの先端のリップ状のものがあり、これではり代を与えます。またそれをばねで圧縮するようになっています。

後は、ハウジングには固定用の若干のつぶし代を与え、金属製のリテーナーで抑える構造になっています。

その状態の装着部の箇所を図2の断面図に示します。

図2 オイルシール装着の状態(NOK社の技術資料から) オイルシール装着の状態(NOK社の技術資料から)

図2では右側が油側で、左側が大気側です。シールリップにはり代が分かりますと同時にばねがその部分を抑えているが分かります。またリップ先端での油膜がある接触部分が明確です。

軸の表面仕上げは

0.1~0.32μmRaとなっています。

2)軸の表面状態は、傷及び機械加工によって生じるリード目がないことと、仕上げは送りをかけないプランジ研削が望ましいとなっています。

3)軸の表面硬さは30HRC以上を推奨しています。

図4 軸端の面取り(JIS規格より)

なお、図4のd 2 は規格に規定されています(d 1 の大きさにより異なります)。

4)ハウジングの穴径の公差等級はJIS B 0401-2のH8となっています。

5)ハウジング穴の表面粗さは1.6~3.2μmRaですが、外周金属オイルシールを使用する場合は、気密性をよくするために表面粗さを0.4μmRa程度まで小さくすることが望ましいとなっています。

図5 ハウジングの寸法(JIS規格より)

図5の詳細はJISを参照していください。(個々に規定しています。)

なお、個々のどのタイプにオイルシールを使用するかは、メーカのカタログなどを参照ください。

特にNOK社の技術資料はきめ細かい内容を記載しているので、一度は是非見て設計や選択するためにご覧ください。

前に使用圧力の制限を記載したが、回転の周速はこのJIS規格には規定がないが、一般的には16m/sが最大であるとカタログに記載しています。

またリップ材料の選定には、通常ゴムであるが、次の選定基準がベースです。

・密封対象油に耐性があること

・環境温度に対し耐性があること

・耐摩耗性に優れていること

・耐オゾン性に優れていること

ゴム材料では、主にニトリルゴム(NBR),アクリルゴム(ACM)、シリコーンゴム(VMQ)やふっ素ゴム(FKM)があります。これらは適材適所の使用となります。

以下に示す条件の場合は、シールメーカと事前の打ち合わせが必要になります。

1)ゴミ・ほこり、砂、泥水などにさらされる場合

2)温度が120℃以上又は—20℃以下の場合

3)オイルシールに圧力(03MPa以上又は負圧)が作用する場合

4)軸の振れが025mmTIR以上又はハウジング中心のずれと軸のずれ(取付偏心)が0.1㎜TIR以上の場合

5)軸周速が16m/s以上の場合

また密封流体の漏れは、ある程度カタログや各国の規格で規定されている場合がありますが、一律ではでありません。

しかしにじみ出し程度は許される場合がありますが、通常では、油漏れを起こしてはならないと決めている場合もあります。この場合の油漏れとは、常識的に油の滴下飛散、にじみ出しなどが無い程度をいうものとして、物理学的に完全に油を遮断することを意味しないことが多いようです。

オイルシール関連用語

またJISの規格を見ていきますと第2部ではオイルシールの用語について規定しています。内容は非常にきめ細かくあらゆる内容を網羅しています。

参考になりますので、一度内容を見てください。

https://kikakurui.com/b2/B2402-2-2013-01.html

オイルシールの保管、取扱い及び取付

第3部では保管、取扱い及び取付けについて規定しています。

参考になる内容では、まず保管場所の場所は、温度30℃以下、平均相対湿度40

~70%と規定されている。また当然であるが、積み重ねは避けることが重要であると説明されています。

面白い事柄では、ゴムを食べる昆虫及びねずみからの保護することが記載されています。その他は、通常ゴム製品に保管として常識的な内容が多い。

保管期限が参考に記載されている点に注目したい。

FKMが10年で、他のゴム(ACM,NBR,HNBR)は7年となっているが、残念ながらVMQが記載され

ていないが、常識的に判断すれば、FKMと同様と思われます。

取付では、シールリップには適切で正常な潤滑油を塗布するように記載されています。またダストシール付きオイルシールには、グリースをシールリップ間に充填することが記載されています。

また取付けでは、取付けジグの使用が規定されています。基本的には、安定した取付けが必要となります。

図6 オイルシールの取付け(JIS規格から)

なお、プレスはめあいをする場合も記載されています。これらの点は一般的なシール製品とは異なる状況であることを示唆しています。

オイルシールの性能試験方法

第4部の性能試験方法では、オイルシールの性能試験方法について規定しています。またこの規格は、材料の物理試験、動的試験及び補足的な低温試験につても規定しています。またこれらは品質管理にも適用できます。

物理試験では、密度、硬さ、圧縮永久ひずみ、浸漬試験、空気中での熱老化、低温耐性も実施されます。

図7 動的試験装置の代表例(JIS規格から)

図7には、動的試験装置の例を示した図面です。

また規格では、これらの得られたデータの記録例も提示されており、これらを使用すれば、対象オイルシールの実績が評価できることになります。

オイルシールの外観欠陥

第5部のオイルシールの外観欠陥について規定されています。

なお、基本的には、使用後の外観欠陥であるよりは、新品の品質管理上の欠陥を定義していると考えるべき事項と思われます。しかし、使用後の外観の変化内容も適用できるものでもあります(私見が入りますが)。

図8に代表的な欠陥についての絵図が示されています。

その絵図とまた規格には写真でその欠陥のものが、分かるようになっています。

図8 代表的欠陥の例 (JIS規格から)

またその例を写真で示した1例を図9に示します。

図9 ばねのジョイント不良(JIS規格から)

樹脂製のオイルシール

今まで、ゴム製オイルシールを説明してきましたけれども、樹脂製のオイルシールもありますので、紹介します。

規格としては、次のISO規格があります。

ISO 16589 Rotary shaft lip-type seals incorporating thermoplastic sealing elements

ISO 16589-1: Normal dimension and tolerances

(寸法及び許容差)

ISO 16589-2: Vocabulary

(用語)

ISO 16589-3: Storage, handling and Installation

(保管、取扱い及び

取付け)

ISO 16589-4: Performance and

Test procedures

(試験方法)

ISO 16589-5: Identification of

visual imperfection

(外観欠陥)

このISO 規格は熱可塑性樹脂のシールエレメントとして用いたオイルシールであり、熱可塑性樹脂としては、一般的にはPTFE(四フッ化エチレン樹脂)が用いられています。

残念ながら、JIS化されていませんので、国内では、JIS規格として見ることが出来ません。ISO規格を見る以外内容を詳しく知ることができません。

規格の構成上は、ゴム製オイルシールでのJIS規格と同様な形態をしています。

内容的にはほぼゴム製オイルシールと類似していると思ってください。

ただし、図1に示すように通常のゴム製オイルシールと異なり、ばねが入っていません。

また、固定側は、金属、ゴム+金属、ゴムの3種類があります。(図はISO規格から)

図1 樹脂製オイルシールの形態

図2 樹脂製オイルシールのエレメントの形式

当然ながら、現在、国内では、標準化されたカタログ等はあまりありません。

したがって、ゴムオイルシールと樹脂製オイルシールとの使用方法等の区別をどうすべきなどかは疑問が残ります。

推定使用可能範囲は圧力0.03MPa、周速

50m/s、温度—60℃から200℃です。

現在、類似の製品が三菱電線工業(株)から発売されています。

以下の内容は同社のカタログや技術資料に基づいています。

まず同社ではPTFE製オイルシール(名称RLシールとなっています)と呼んでいます。

まず、概要では、次の紹介があります。

1)近年の装置の高性能化や多様性に伴

う使用条件の過酷化に対し、ゴム製オイルシールではその材料特性から使用できない用途が増えています。

PTFE製オイルシールはPTFEのもつ優れた材料特性(耐熱性、化学的安定性、低摩擦性など)とポンピング効果を含むシール機能を考慮した設計により、ゴム製オイルシールやメカニカルシールよりもシンプルで、かつ信頼性の高いシールとなっています。

2)構造は図1に示すものです。

図1 PTFE製オイルシールの構造

個々の構成部品は、外側の金属は内側と端面でプレス加工又はローラー加工によりかしめることで一体化になっています。

外周部の寸法は、正・負の圧力によるシール前後移動やとも回りを防止するために、ハウジングのボアー径に対して嵌め合いとなっています。その他、シール外周部にはシール性能を向上させるために、シール外周部にゴム系塗料の塗布によりシール機能を付加しています。

(この構成は前号で示した構成の一部を取り上げてカタログにしたものです。)

3)PTFEの材料の選択

・使用条件において耐摩耗性に優れた材料の選択

・熱膨張、クリープの材料の選択

・軸偏心および軸ブレに対する追随性の点から弾性モジュラスの小さい材料の選択

・摺動トルクの低減のために摩擦係数の小さい材料の選択

・組付け性、シール面のなじめ性の点から硬度の低い材料の選択

・密封流体(空気、潤滑油、水、蒸気など)に対する安定な充填材の選択

以上を配慮して各用途に対してベストの材料の選択が行われています。

4)PTFE製シールエレメントの形状

PTFEの素材(この場合には、円柱状棒または丸棒)を切削加工して製造する。

シール性能の向上及び安定化、耐摩耗性の向上を目的としてシールエレメント表面(軸と接する側に)には表1のような加工を施す場合があります。

なお、切削加工してPTFEシールエレメントは、ケースと一体加工後(かしめ加工後)に癖付け加工を行うことで、所望の湾曲形状が得られます。

表1 シールエレメントのデザイン

なお、一般的には表1のハイドログループとハイドロスレッドが多く用いられます。(この内容は、ISO規格には記載はなく、規格では溝なしのブレーンが標準です。)

5)金属ケースの材料

一般には炭素鋼を用い、耐食性の向上を目的として表面処理を行うことを基本としています。なお、更に耐食性を要求される場合には、ステンレス鋼などを適用されます。

6)ガスケットの材料

ガスケットは内部リーク(各部品間を通っての漏れ)を防止するために組み込まれており、適用材料は耐熱性や密封流体に対する耐性により選択しています。

通常は、ゴム製のガスケットです。

7)PTFE製オイルシールの性能

表2 他シールとの性能比較(概論)

PTFEのもつ優れた材料特性とポンピング効果を含むシール機能を考量した設計により、他のシール(ゴム製オイルシール、メカニカルシール)よりメリットの多い製品と言えます。

7)PTFE製シールエレメントの使用例

実際の使用例について紹介していますので、図面・断面図とともに記載します。

①スクリュータイプコンプレッサー

使用タイプ(ダストリップ付耐圧タイプ)

使用条件

軸径:φ20~24㎜

回転数:3,000~35,000rpm

流体:エンジンオイル、空気

圧力:-0.07~0.1MPa

温度:—40~150℃

②クランクシャフト

使用タイプ(ダスト付リップタイプ)

使用条件

軸径:φ50~200㎜

回転数:700~9,000rpm

流体:エンジンオイル

圧力:0~0.03MPa

温度:—40~150℃

③カーエアコン用コンプレッサー

使用タイプ(ダストリップ付外周ゴムタイプ)

使用条件

軸径:φ12~15㎜

回転数:500~12,000rpm

流体:冷凍冷媒(ガス+オイル)

圧力:0.1~1MPa

温度:—40~150℃

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。弊社は各種国内メーカーのオイルシールを取り扱っておりますのでご要望ございましたらお声がけください。

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個人情報保護方針

武蔵オイルシール工業株式会社

オイルシールは各種機械の回転部分に使用され、内部からの潤滑油を主とする液体漏れを防ぐと同時に、

外部からの異物の進入を防ぐ金属と合成ゴムからなる最も多く使用されているシール製品です。

使用用途も幅広く、自動車や産業用ロボット、

鉄道・新幹線、農業用機械・工作機械など回転軸のほとんどの箇所に使用されています。

武蔵オイルシール工業では、それらの用途に合わせて様々な形状や材質を提供しています。

Wikipedia

オイルシールとは、回転軸における潤滑剤の漏れや異物の混入を防ぐ密封装置の一種。一言で言えば、オイル(油)をシールする(封じる)機械要素である。

形状は、金属リングと合成ゴムを組み合わせた環状のものが普通。リップと呼ばれる内側部分が、中に入った環状コイルばねに押されて軸表面に弾性的に密着する。通常、機械の摩擦部分には機械を動きやすくするために潤滑油を入れる。その回転、往復又は遥動する機械の軸まわりにオイルシールを装着し、すきまから油が漏れるのを防ぐために用いられる。そのとき、完全に油が漏れるのを密封するわけではなく、あえて少しずつ油を漏らすことで機械の動きをより滑らかにする。また、外部から埃や土砂が機械内部へ侵入するのを防ぐ機能もある。油だけでなく、機械に使用される水・薬液・ガス等が外部に漏れないようにする目的のものもある。

構成 [ 編集 ]

環状のオイルシールの内周部の軸との接着部分を「リップ部」、外周部のハウジング穴との接着部分を「はめあい部」という。

リップ部 [ 編集 ]

リップ先端部(遥動面)

くさび上の断面形状をなし、先端部で軸表面を押し付けて、流体を密封する。

シールリップ部

フレキシブルなエラストマーでできている。機械の振動や密封流体の圧力変動の影響に対し、安定した密封作用を保つように設計されている。リップ先端部の軸表面との接触状態を安定した状態に保つ。

ダストリップ部

補助的に付けられた、バネなしリップで、外部からのダスト侵入を防ぐ。

はめあい部 [ 編集 ]

オイルシールをハウジング穴に固定する。同時に、オイルシール外周面とハウジング内面との接触両面からの流体の漏れ、又は侵入を防ぐ。

使用先 [ 編集 ]

主として自動車のエンジン、トランスミッションに使用。車軸やサスペンション、ショックアブソーバーなど、直動部分にも使われている。乗用車1台あたり60個以上使用されている。他にも建設機械、工作機械、ロボット、航空機、宇宙航空機、船舶、鉄道車両、農業機械、石油化学プラント、原子力発電プラント、家庭電気製品など、あらゆる分野の凡そ機械と名の付くもの全てに使用されている。

参考文献 [ 編集 ]

日本プラントメンテナンス協会 編 『わかりやすい機械要素 下巻』JIPMソリューション、2001年。ISBN 4-88956-189-7。 第10章シール

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